必須アミノ酸を最大限に活用する方法
最近、必須アミノ酸がテレビや雑誌などで取り上げられ、流行っていますね。必須アミノ酸はダイエットに効果 があるだとか、美肌にもいいだとか、私たちにとってプラスになることばかりが取り沙汰されています。さらに 病気の予防につなげたり筋力のアップにつなげる効果もあると聞きます。しかし、必須アミノ酸は意外とカロリ ーも高く、この頃多く見られるアミノ酸飲料も、意外と多くの糖分が入っていたり、脂肪を燃焼させるアミノ酸 が入っていないものもあるそうです。また、必須アミノ酸のサプリメントって体に良さそうなイメージもありま すが、摂取のし過ぎでは健康被害がでてしまうこともあります。実は、必須アミノ酸はメリット面だけではない のです。正しい理解が大変重要になってきますね。そこで、今回は必須アミノ酸の基本的なことから、必須アミ ノ酸を効果的に活用していく方法について説明していきたいと思います。
ヒスチジン
ヒスチジンはギリシャ語で、「組織」という意味を持ちます。この意味の通り、ヒスチジンは成長に大きく関与します。大人は体内で合成できるのですが、子供はまだ合成ができないために、必須アミノ酸扱いをされています。たんぱく質だけではんくヒスタミンおよびカルノシン生合成の材料にもなります。また、ヒスチジンは体内ではヒスタミンに交換されることによって、神経機能に働くといわれています。他には脂肪細胞では、交感神経を刺激して脂肪分解の促進作用があると言われています。よって肥満防止に効果があります。しかし、肥満防止の作用は、性差があり女性のほうが効果が大きいので、女性のダイエットにおすすめのヒスチジンです。他にもヒスチジンには抗酸化作用でも知られていて、慢性関節炎の緩和、ストレス軽減、性的エネルギーを促す働きもあります。多く含まれる食品は、イワシ、カツオやマグロなどの赤身の魚に多く含まれるといわれています。
バリン
バリンはロイシン・イソロイシンと同様にBCAAの仲間です。バリンを多く含む食品は、ドライミルク、小牛肉、レバー、落花生、魚、鶏肉、ゴマ、レンズマメなどです。このように様々な食品に含まれていますので、通常は不足の心配はないです。しかし、BCAAは、それぞれが補完的な要素を持っていますので、どれか一つでも不足してしまうと、他の2つも機能しなくなってしまうので注意が必要です。バリンは、主に筋肉でエネルギー源となる栄養素です。バリンの成人男子の必要量は1kg当たり10mg/日と言われていますが、不足する方も多いそうです。バリンの主な作用としては、筋肉を増強させる作用と筋肉の疲労を抑える効果があるといわれています。また、バリンには脂肪を燃焼させる働きもあるので、ダイエットに欠かせない栄養素に一つといえるでしょう。
トリプトファン
トリプトファンは摂取する量に気を配ったほうが良い必須アミノ酸です。不足してしまうと、脳内神経伝達物質の1つであるセレトニンが減少し、うつ状態、不安症、恐怖症、多動、不眠症、痛みなどの症状を引き起こしてしまいます。ダイエットや偏食によって食材から十分なトリプトファンをとれなくなった若者が急増し、それがストレスに弱い人々を増やしたのではないかという見解もあります。逆に摂りすぎてしまうと(1日6000mg以上を継続的に摂取した場合)ノルエピフリンの生産分泌に影響を与える可能性が出てきます。どのような食品に多く含まれているのかというと、バナナ、緑黄色野菜、赤身肉、チーズ、パイナップル、アボガド、大豆、かぼちゃなどです。トリプトファンは、ビタミンB3の合成や肥満や不眠症の改善、鎮痛作用、うつ状態の改善も見込まれます。トリプトファン含有の薬が多くあるそうなので専門家の方へ相談してみるのもいいでしょう。
